本日(令和7年4月27日)、新たにFX(外国為替証拠金取引)及び相場についてのホームページを立ち上げるにあたって、私がこめた思いについて簡単に述べ、今後もこのホームページが放置されることなく、存続するための決意表明としたい。
昨今、FXや投機については、ネガティブな意見がネットにあふれ、また実際に取引を行う側の人であっても、真面目にトレードを行うことなく、損失を積み重ね、一時的な利益を過大評価することで、そうした巷の意見に対して裏付けを与えている。私は、この状況に対して、非常に強い違和感と嫌悪感を持っている。FXや投機について、もっと真剣に取り合う人々が多くなるべきである。しかし、そのためには実際に取引(トレード)を行う側が、巷の人々の認識を改めるくらい、真剣に相場に向き合っていかなくてはならない。
勿論、私1人が変わったくらいで、広い世間のFXに対する評価が変わることはないだろうが、私の周りの小さな世界ならば、変えることができると思う。FXが決して、時間とお金を浪費し、失う契機ではなくて、しっかりとした職業になりうるのだということを、私自身の行動と、それを基盤づける思想(心構え)によって示していきたい。
以上が、このホームページを支えている一般論である。しかし、一般論は具体的個別的に展開できてこそ、意味がある。だから、以下では多少具体的な、当ホームページの記述における指針を示しておきたい。
まず初めに、私自身の相場観察・分析・手法構築にあたっての記録を残しておきたい、ということである。ドル円をはじめとした為替市場に対して、いい加減なフィーリングでエントリーしていては、継続的な利益は到底期待できない。一方で、完全な2分の1(上がるも下がるも50%)という訳でもなく、確率や期待値には偏りが生まれることがある。相場を観察し、分析するとは、その偏りを発見する作業にほかならない。現状がどうなっており、それが今後どうなるだろうかということ、またその見立てに対してどのように行動すべきか、ということをそれぞれ明らかにすることはとても重要である。当然、当たっていればプラスになるが、たとえ外したとしても、その記録は残しておき、後で恥ずかしがることなく、検証する必要がある。トレードの記録と検証には、「やらなくてもよい」という理由がないため、ここは自分を甘やかさずに、真面目に取り組む必要がある。
また、そうした現在進行形の相場に対する自分の反応以外に、相場分析において、一般的に用いるインジケーターや各種ラインの引き方について、たとえ100%に程遠い状況であったとしても、自分なりの軸を記しておくことは、とても重要である。例えば、移動平均やボリンジャーバンド、RSIといったテクニカル指標は、確かに便利ではあるものの、使い方や見方について、一定の知識と自分なりの活用法を持っていなければ、宝の持ち腐れであり、場合によっては逆に損切りがずるずる遅れる言い訳にもなりかねない。だから、過度に主観的になりすぎないよう、言語化しておくことには、一定の意味があるということである。
そのほか、相場で生き残るために必要な、メンタルの維持や資金管理に関するルールについても、できるだけ具体的に書いていきたいと思っている。相場取引では、ともすれば、自分を見失い、向こう見ずになりがちである。また、「運悪く」それで成功体験を得てしまうと、自分の軸を作って相場に取り組むということすら軽視してしまい、強いトレーダーになり、生き残り、職業としてFXに取り組み、継続的な利益を得るということすら、容易に忘れてしまうだろう。
このように、私自身の基本的な考え方を述べてみた。いうなれば、このホームページは、私にとって重要なこと、原点を思い出させてくれ、いつでも安心して戻ってくることができる家のようなところにしようということである。
最後に、相場(FX)はとても楽しく、日々が発見で、その発見がまた新しい疑問を生み出してくれるという、一生をかけて取り組むに値する世界である。私は、この世界をこれからもずっと愛していきたい。