大まかな展開
12日(月)は、大きく上窓が開いた状態で始まった。
東京時間に、それを埋めようと下落する場面もあったが、下げきれずに反発し、レンジになった。
欧州時間は、開始直後にニュースが出て、急騰が止まらなかった。
※今回は、45分くらいは急騰が起こり、その後高値圏レンジが2時間くらい続き、それをいったん上抜けてから、大きめの下落が来て通常の相場に戻ったイメージがある。
NY時間は、欧州時間の流れを引き継いで上昇するも、それ以上は上昇できず、後半は値幅が狭い高値圏レンジとなった。
13日(火)は、調整下落といえる一日だった。
東京時間は、開始から下落し、その後は値動きが限定された。
欧州時間は、ショートカバーで上昇した場面もあったが、じり安が続いた。
NY時間も、じり安が継続し、下げ止まる場面がほとんどなかった。
14日(水)は、さらに下落が加速したが、下げすぎによる調整もあった日だった。
東京時間は、じり安が続いた。
欧州時間は、その下げが加速し、急落し、ほぼ月曜日の安値まで下落した(急騰が全戻しした)。しかし、後半は買戻しが入った。
NY時間も、買い戻し傾向だったが、一時急騰したとは、値動きが限られた。
15日(木)は、じり安の一日だった。
東京時間は、開始から断続的に下落した。
欧州時間も、その流れを引き継いで、急落する場面もあった。急落後は、買戻しが入った。
NY時間は、再びじり安が継続した。
16日(金)は、いったん下げのめどをつけて、戻った一日だった。
東京時間は、序盤に急落した後は、安値圏レンジとなった(月曜日に空いた窓を埋めた)。
欧州時間は、買戻し優勢で、じり高となった。
NY時間は、序盤に断続的に上昇(急騰)した後は、値動きが限られた。
1時間足チャート
チャートの印象・感想
移動平均(20,75,200SMA)
木曜日まで、下向きの20SMAが戻り高値として、抵抗された。
金曜日は、下向きの75SMAが戻りを抑えた。
ボリンジャーバンド(20,2,3)
月曜日の急騰は、ボリンジャーバンドのバンドを超える急激な勢いだった。
火曜日以降のじり安局面では、マイナス2シグマを伝うように下落し、急落時はマイナス3シグマに達した。
RSI(14,14)
RSIといえば、30や70が注目される一方で、今回は50ラインがトレンドの境目として機能し、とりわけ、30を割って急落した後、50付近に戻ろうとする局面では、1回目は戻り売りとして機能した。
時間帯
今週は、東京でじり安になった場合、欧州時間で、それが加速して急落する展開が多かった。
急落後は、NYにかけて、上昇する場面もあった。
COT
円ロングは、微減だがほぼ変化がない。
その他
米国債格下げのニュースが、金曜日クローズ直前に出たことで、月曜日は下窓の可能性もある。
この場合、下落が継続するのかどうか、1時間足RSIなどを使いながら、観察したい。