大まかな展開
5日(月)は、日本市場は祝日(こどもの日)だった。
東京時間は、10時まで上値を切り下げる動きが続いた後、10時台に急落した。
その後も14時台まで下落基調は続き、144円を一時割り込む場面もあった。
欧州時間に入ると、16時まではショートカバーで上昇したが、その後は断続的に下落トレンドとなり、143円台半ばまで下落した。
NY時間に入ると、トレンドが反転し、2時まで上昇を続け、144円20銭前後まで上昇したが、その後は上値が重くなり、下落トレンドなって143円後半まで下落した。
6日(火)も、日本市場は休場であった。
東京時間は、8時台に下落したものの、その後は10時半まで急騰し、144円20銭付近まで上昇した。
その後は、11時に向けて急落し、15時過ぎくらいまで、値動きが縮小した。
欧州時間は、16時前から下落し続け、17時半には一時143円を割り込んだ。
その後、19時に向けてショートカバーで上昇し、再度下落が続いた。
NY時間は、序盤は23時向けて下落が続き、142円40銭付近をつけた。
その後は、0時台まで反発上昇が続き、143円ちょうど付近まで上昇する場面もあった。
1時半以降は、再び下落が続き、本日安値(142円40銭)付近で引けた。
7日(水)は、日本市場にとって連休明けにあたる日だった。
7時ちょうど位に、ニュースが出たことで、急騰して、143円20銭付近をつけた。
※およそ、ニュースが出てから最初の20分くらいは、断続的に上昇し、その後1時間くらいもみ合いレンジになってから、押しが2回程度入り、そこから反発してジリ高となった。
東京時間は、高値圏レンジ、もみ合いとなり、方向感は出なかった。
ただし、14時から16時にかけては、断続的にじり安となる場面もあった。
欧州時間は、16時に急騰してから、17時半まで断続的に上昇し、143円40銭付近をつけた。
その後は、143円40銭の高値と、143円20銭割れ付近との間でのレンジ取引となった。
NY時間は、上述のレンジ取引が続いた後、1時にかけてレンジを上抜き、143円50銭台をつけた。
しかし、2時後半に急落し、一時143円を割り込んでから、急反発し、その後はじり高が続いて、144円ちょうど付近まで上昇したところで引けた。
8日(木)は、結果的に大きな上昇が起こった日となった。
東京時間は、11時までじり安となり、143円50銭付近まで下落し、その後は横ばいとなった。
13時後半くらいから、じり高が始まり、14時過ぎには一時144円台を付けた。
15時までは、高値圏レンジとなったものの、15時過ぎに再び断続的に上昇し、16時前には、144円40銭付近をつけた。
欧州時間は、17時までは高値圏レンジとなったが、17時以降は再び上昇し、19時台には一時145円台をつけることもあった。
その後は、23時にかけてじり安となり、144円50銭を付けたが、23時半くらいから更に断続的に上昇し続け、この上昇トレンドは4時台まで続き、146円20銭をつけた。
9日(金)は、調整下落が起こった日となった。
東京時間は、9時半に高値となる146円20銭付近を付けた後は、10時まで下落し、145円60銭付近を付けた。
その後、11時台に向けて再び146円直前まで上昇するが、12時に向けて再度下落した。
それからは、16時までじり安となり、戻りは限られていた。
欧州時間は、レンジ取引となり、145円30銭あたりから、145円ちょうど付近までで、方向感がなく上下動を繰り返した。
ただし、20時台にニュースが出て145円を一瞬割り込む場面もあり、この動きはすぐにレンジ内に引き戻された。
NY時間は、23時半にかけて、レンジを下向きに抜く動きがあり、144円80銭を付ける場面もあったが、一時的であり、 すぐに反発してじり高となり、2時過ぎには145円30銭と、ほぼレンジ上限まで上昇し、その後は145円20銭まで下押ししてから、145円40銭手前までじり高となり、値動きの少ない中で、引けとなった。
1時間足チャート
チャートの印象・感想
移動平均(20,75,200SMA)
20SMAが上向きで、かつそこまで押したときは、上昇が期待できた。
ボリンジャーバンド(20,2,3)
上昇の際の、下側のバンドの収縮が、下落の弱まりを示唆し、押し目買いのポイントになっていた。
RSI(14,14)
RSIについては、4つの観点から機能したといえる。
- 50ラインよりも上で、RSIが移動平均を上抜いた時:買いサイン
- 50ラインよりも下で、RSIが移動平均を下抜いた時:売りサイン
- 70ラインより上から、RSIが移動平均を下抜いた時:売りサイン
- 30ラインより下から、RSIが移動平均を上抜いた時:買いサイン
時間帯
各時間帯について、非常におおざっぱにまとめると、下記の表のようだった。
5日(月) | 6日(火) | 7日(水) | 8日(木) | 9日(金) | |
東京時間 | 下落 | レンジ | レンジ | レンジ | 下落 |
欧州時間 | 下落 | 下落 | レンジ | 上昇 | レンジ |
NY時間 | レンジ | レンジ | 上昇 | 上昇 | レンジ |
COT
ドル円の値動きに反して、COTの円ロングポジションは減少していない。
その他
トランプ発言で急騰する場面はあったが、急落は限られた。
フィボナッチリトレースメントを引いてみたが、確かに61.8などのポイントでは反発していた。